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過去と一緒に痛みを減衰させる:ノスタルジアが身体の痛みを軽減する (Kersten et al., Frontiers in Psychology, 2020)

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みなさんこんばんは。

微かに混じり合う教育と心理学とアートをテーマに発信していますじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます!(2日ほどお休みしてしまいました…)

 

  

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過去と一緒に痛みを減衰させる:ノスタルジアが身体の痛みを軽減する (Kersten et al., Frontiers in Psychology, 2020)

これまでの研究では、過去への感傷的な憧れであるノスタルジアが、心理的、感情的、社会的な利益と関連していることがわかっている。最近の研究では、ノスタルジックな回想が個人の身体的健康(運動など)を改善し、体温に関連した痛みを軽減することも実証されている。これを踏まえて、2つの実験では、ノスタルジアが人々の痛みの知覚をどのように低下させるか(すなわち、重症度の低下と耐性の向上)を検討した。

具体的には、研究1では、書き物課題で、ノスタルジアを誘発することで、自己申告した慢性疼痛患者の痛みの重症度(強度)が低下することが示された。一方、研究2では、日本人は、懐かしさを想起した後の圧力計課題(対照群と比較して)に対して、痛みに対する耐性(すなわち、人が耐えられる最大の痛みのレベル)が増加したことが示された。この研究は、ノスタルジックな反射が身体的苦痛の知覚された重症度を軽減するための心理的資源として役立つ可能性があるという証拠を提供している。

 

コメント

アブストだけのまとめになってしまったが、面白そうなので、ちゃんと読みたい!

 

論文

Kersten, M., Swets J. A., Cox, C. R., Kusumi, T., Nishihata, K., & Watanabe, T. (2020). Attenuating Pain With the Past: Nostalgia Reduces Physical Pain, Frontiers in Psychology, 11, 2722. https://www.frontiersin.org/article/10.3389/fpsyg.2020.572881