1 cup of coffee

お引越し https://hitsuwari-jimpei.com/

ベースラインオキュロメトリクスの個人差:ベースライン瞳孔径、自発的瞬目回数、固視安定性の違いを調べる(Unsworth et al., Cognitive, Affective and Behavioral Neuroscience, 2019)

f:id:jin428:20210605222133j:plain

みなさんこんにちは!

微かに混じり合う教育と心理学とアートを考えていますじんぺーです。

今日も論文を読んでいきます。

  

www.jinpe.biz

 

ベースラインオキュロメトリクスの個人差:ベースライン瞳孔径、自発的瞬目回数、固視安定性の違いを調べる(Unsworth et al., Cognitive, Affective and Behavioral Neuroscience, 2019)

ベースラインオキュロメトリクス(ベースライン瞳孔径、自発的瞬目回数、固視安定性)の個人差と、認知能力、性格特性、自己報告評価との関連性を検討した。

参加者は、画面上の固視点を5分間見つめるように指示されたベースライン眼球測定を行った。ベースラインの眼球計測に続いて、参加者はベースラインの眼球計測中に考えていたことを尋ねるアンケートに答えた。また、作業記憶能力、注意制御、オフタスク思考などを評価するさまざまな認知能力テストにも参加した。最後に、参加者は、性格、注意欠陥・多動性障害の症状、心の迷い、朝令暮改などを評価するいくつかのアンケートに回答した。

全体として、ベースラインの目の測定値との相関の大部分は弱く、有意ではなく、これらの関連性はあまり強固ではないことが示唆された。また、この結果は、ベースラインの測定時に参加者が何を考えているかを調べることの重要性を示している。これらの結果は、ベースラインの目の測定値とさまざまな個人差の構成要素との間に矛盾した関係があることを示唆する研究結果が増えていることを示している。

 

論文

Unsworth, N., Robison, M. K., & Miller, A. L. (2019). Individual differences in baseline oculometrics: Examining variation in baseline pupil diameter, spontaneous eye blink rate, and fixation stability. Cognitive, Affective and Behavioral Neuroscience, 19(4), 1074–1093. https://doi.org/10.3758/s13415-019-00709-z