多忙教員必見!所見ドットコムの使い方
こんにちは。
日々、教育と心理学について考えているじんぺーです。
前回の記事で、ぼくがどうやって教員を助けていきたいかについて書きました。
その方法1のところで軽く触れた「所見ドットコム」の使い方について見ていきたいと思います!
現職教員によって開発された
まず細かい使い方を見ていく前に「所見ドットコム」がどのように生まれたかを簡単にご紹介したいと思います。
この先生です。話を少し伺うと、教員の働き方に関心があるエンジニアの方と一緒に取り組んでいるそうです。
やはり、プロフェッショナル同士の連携がこういった画期的なものを生み出すのですね。
そもそも所見ドットコムとは??
ゆっくり解説するためにまず、所見とはなんぞやということから始めたいと思います。
通知表の所見(しょけん)は、学校等が幼児・児童・生徒の教科の成績や日常生活の記録などをまとめ、行動の記録や様子などを生徒等本人及びその保護者へ文章で通知するために、担任教師によって作成される。
ウィキペディアには謎に「教員」の「所見」についてピンポイントで書かれていましたが、お医者さんとかも所見っていいますよね。診断結果文章にしたやつ。
というわけで、ポイントは「所見」は単なる◯✖△ではなくて、文章で書かれるということです。
それが負担になっているのでは、という目の付け所です。
所見ドットコムは、子どもの数だけ書かなければいけない所見をテンプレート化して、効率化しようというものです。
所見ドットコムの使い方
さあ、それでは所見ドットコムの使い方を見ていきましょう~~
手順➀ユーザー登録をしちゃいましょう
こちらのリンクを開くと最初に出てくるのが、
このページです。
ユーザー登録しなくても例文を覗くことは可能ですが、他の機能を使うためにも先にユーザー登録しちゃいましょう。
無料だし、めっちゃ簡単ですよ。
右上にある「ユーザー登録」ボタンを押しましょう。すると、
こんな画面が現れてくるので、メールアドレスと設定したパスワード打ち込んで、「アカウント登録」を押します。
あとはメールに届いたURLを押してユーザー登録完了です。メールとパスワードだけでいいんですね!めんどくさがりにも優しそうです。
手順②サンプルを見てみよう
まずユーザー登録が無事に済むとこんな画面になります。
マイページには、「例文を検索する」「新しい所見ノートを作る」「サンプル」「ストックした例文を見る」の4つのコンテンツがあります。
ちなみによく見てもらうと、右上には「週案.com」の文字が現れています。
こちらはユーザー登録しないと使用できないのですね。なおさら先にしておく方がいいですね。
それでは、さっそく例文を検索してみたいところなのですが、イメージを膨らませるためにサンプルを先に覗いてみましょう。
最終的にはこんなものができていきます。
番号は出席番号ですね、サンプルの中にもしっかり30まで詰まっておりました。
ここを目標に例文を探しにいきますよ~
手順③例文を検索してみよう
マイページの「例文を検索する(https://www.syokenn.com/sentences)」を押すと、
こんな画面が出てきます。
設定する項目は次の4つ。
- 「学年」:1~6年生から選択。
- 「カテゴリ」:学習、行動、特活、外国語、総合、道徳から選択。
- 「評価」:◎、△を選択。
- 「キーワード」:例文に含まれているキーワードを指定することが可能。
例として、「1年」「学習」「◎」「キーワード:国語」で検索してみます。
このような感じで、設定した検索条件に該当する例文がたくさん出てきます。
手順④使いたい例文をストックしよう
使いたい例文をストックする時は画像の赤い矢印のところをクリックしましょう。
クリックしたら、、、
色が変わったことが分かりますね。
ストックされたものはどこにいったのでしょう。
上の「ストック一覧」を押せばいつでも見ることができます。
「コピー」ボタンがありいつでもコピーできますね。
手順⑤所見ノートを作ってみよう
「マイページ」の「新しい所見ノートを作る」というところを押しましょう。
そうすると、このような画面が出てきます。
「年度」「学年」「学期」「人数」を選択し、「登録する」を押します。
さきほどの例文で1年生を見ていたので、こちらでも見ていきましょう。
まだ、何も打っていないので空白ですね。
「入力」を押してみましょう。
ここでも、また例文を検索しながら進めることができます。
「利用」を押すと、その例文が書きだされます。もちろん、いくつか組み合わせて完成させていくことができます。
書けたら、「登録する」を押します。ほんと簡単ですね。
さきほど空欄だったところがこのようになります。
この要領でクラスの子どもの所見を作っていきます。
手順⑥エクセルにデータを移そう
1つ前の画像の右上に「Excelダウンロード」という文字が見えます。
なんとこれらの所見は使いやすいエクセルデータにすることができるんですね。
ダウンロードしたデータはこのようになります。
エクセルは普段から使うことが多いと思いますので、そのデータが瞬時に得られるというのはありがたいですよね。
開発者に聞いたメリット
Twitterで製作側の方と話していました。
その中で「所見ドットコム」の最大の特徴は、
「スマホからアクセスして作業ができること」
と話されていました。
ついで、
「教員の働き方改革において、個人情報を守りながらどこでも仕事ができるのは必要」
とも話されていました。
先生は、ぼくが持っていない視点で、教員の働き方にアプローチしているなあと強く感じました。
最後に:所見のあり方
「所見ドットコム」を知り、この記事を書いているちょうど同じタイミングで、Facebookに投稿されたある記事が目に入りました。知り合いの先生の投稿です。
そのタイトルこそ「通知表の担任所見こそ、教員の仕事」です。
ギクッとしました。
負担軽減を目指し、効率化を目指し過ぎていたのではないかと反省しました。
先生曰く、
本当に、大切なのは、心と心をつなげる「所見」です。
SNS時代の今、簡便でありふれた言葉が子どもたちの周りを飛び交い、もはや安易な言葉ではなかなか心が動かない時代だなとも感じます。
けれど、長い時間ともに過ごしてきた担任の先生の言葉の重みはSNSには負けないものがあります。
「心と心をつなげる所見」間違いなく、素敵です。。
何を大切にしますか?
「所見ドットコム」というツールの紹介から始まった本記事も思わぬ方向に来てしまいました。
ここまで書いて、ぼくが思うのは、
大切にしているものは人それぞれだね
ということです。
所見の負担を減らし、他のことに力を入れたい先生。
所見に命をかけ、子どもに思いを伝える先生。
間違いなく言えるのは、どの先生も、教育について必死で考え、子どもの未来を思っているということです。
みなさんは何を大切にしていますか?
今回もここまで、読んで頂き本当にありがとうございます。
ぼくが1番いいなと思うことは、所見の負担を減らすアイデアも出てこないほど、教員に余裕が生まれることですね。