教員にならない教育大生が考える教員を助ける方法
こんにちは😊
日々、教育と心理学について考えているじんぺーです。
前回書いた記事ですが、いまだにメッセージを頂き続けていて、嬉しい限りです。
同じようなことを考えている人がけっこういて、その人たちのもとにこの記事が届いて、繋がれたことが何より嬉しいですね!!
まだまだ議論し続けたい内容ですので、いつでも話しかけてくれたら嬉しいです。
(Twitter: @hitsuwari5th)
そして、今回はちょっとだけ具体的にぼくが現段階でどうやって教員を助けていこうとしているかについて、書いていきたいなあと思っております。
手探り真っただ中、まだまだ夢物語な点お許しください。
それではいってみましょう~~
教員を助ける3つの方法
たぶん自分はなんでも3つにして考えたいんじゃないかとこのブログを書き始めて気付きました笑
そうです、今回も3本立てでいきます。
1→2→3とフェーズが進んでいくイメージです。あまりとがりすぎずこの順番で読んで頂きたいです。
よろしくお願いします~
方法1:教員の仕事を減らす
まずは当然ですが、仕事を減らしていきたいですよね。
当然ですが、どんな仕事もやらないといけない仕事はありますし、教員の仕事も例外ではありません。
しかし、教員の方から、「◯◯は無駄が多いと思います。」と言ったことも多く聞かれます。
(書いておきながらあれですが、この世に完全に無駄なことなんてない、と考えるタイプなので、「無駄が多い」にしました。)
◯◯には、特定の仕事(分掌など)、部活動、会議、研修、テスト、プリント、、、実に色んなジャンルの内容が入ってきます。
前回の記事でも少し触れましたが、ぼくの基本的な考えは、
「教員の方々にはその本来の仕事でもある授業を考えたり、子どものことを考えたりして欲しいなあ」
というものです。
それらが先生のずっとやりたかったことであろうし、このお仕事の醍醐味でもありますよね!
ゆえに、上の◯◯に当てはまるような、他の部分を減らす、または効率よく進めていく方法を考えていきたいなあと思うわけです。
ちょっとだけ具体例も出します。
ここから、本当の夢物語劇場を開演します~ぱちぱち~
例1:丸つけ
日本の学校は守秘義務がめっっっちゃ厳しいですね。学校から家にテストを持ち帰ることすらシビアですもんね。
丸つけを先生以外がやるなんて、そんなの考えられないと思いますよね?
丸つけは担任の先生がしてなんぼや、でないと子どもの理解度が分からん!っていう批判も一方ではあると思います。
そこで、紹介したいのは、ぼくが1年住んでいたニュージーランドで出会った日本人のお母さんのお話です。かつてコメント頂いたものをそのまま載せます。
小学校に子供達が通っているけど、teacher aidとかparents helpってのがあって、お母さんとかお父さんか時間のある人は子供送った帰りとか比較的自由に教室にて子供のテストの丸つけとか アートの糊つけとか比較的簡単だけどちょっと時間のかかる仕事をお願いされるし、同時に子供の様子もうかがえるんよ。 工作とかの時は普通にお手伝いしてくれる人募集かかるし、私もお手伝いしたことあるけど先生も気軽に助けを保護者に頼めるシステムだから先生の負担が日本より少ないかな。
保護者が学校行っちゃうんですって!丸つけとかやっちゃうんですって!
教育のことを語るとき、世界の教育と比較することはよくあることです。その時、ぼくが最初に思うのは、
「そうはいっても日本と海外の国なんて、法律も違えば、仕組みも違うし、もっといえば、文化だって人柄だって違うんだから」
ということです。
正直言って、彼女が言っているような取り組みは日本では難しいと思います。
しかし、最近大人になったぼくはもう1つ上を考えるようになりました。
「別に知っているだけならいいんでない??」
ということです。
そして、この「知っているだけ」でも、とてもいいことがあります。
それは、
「そんなんあり??」
と思われることを自分に浴びせることができるからです。自分のアイデアが柔らかく柔らかくなります。
「丸つけは担任しかしてはいけないものだ」
というのは少し、柔らかさに欠けるアイデアな気がします。
例2:所見.com
こちらは、ぼくも最近発見した教員を助けるアイデアです。
「所見.com」なるもので、先生が子どもを評価する所見のテンプレートを調べることができます。実際に開くと下記のような画面が出てきます。
学年、カテゴリ、評価のよしあしなどを選択して検索をかけることができます。
こちらについてはとっても面白いのでまた別で記事書きたいと思っています。
ちなみに上の画像の右上を見ると、週案.comというものも発見できます。
こんな感じですね。こちらもまた今度詳しく見ていきましょう。
例3:部活動顧問斡旋
部活動顧問斡旋のプラットフォーム的なものを作りたいなあと思っていました。
ぼくはこういう人を知っています。
「部活動がなければ中学校の先生なりたかったなあ。」
という小学校の先生。一方で、
「部活動がやりたくて中学校の先生になったんだ。」
という中学校の先生。
2人の願いが叶うためには、やりたい人はやる、やりたくない人はやらないという中学校部活の仕組みを作るしかありませんね!(まあ、本当は時間外労働なので、断っていいらしいですけどね、それはまた別のお話ですね。)
「部活動やりたくて中学校の先生になった」という発言が示すように、部活動顧問をしたいと思っている人は一定数いると思っていて、さらに、それは学校外にもいると思っています。
そんな人たちを募集して、部活動顧問が足りていない学校に紹介するような、プラットフォーム。素敵そうではないですか、、?
上で過去形にしました。探したらあったのですね~
リンク貼っておきますので、覗いてみてください~
どのくらい浸透しているのか分からないけど、現にこういうことをやっている人がいます。すごいですよね、、
ぜひどんな様子かお話伺ってみたいと思いました!
方法2:悩んでいる教員のお話を聞く
いわゆるカウンセリングですね。
方法1によってできるだけ教員の負担を減らしたいし、しんどくないにこしたことはないけど、多くの人間の中での仕事、子どもの教育を担う責任みたいなもので、どうしてもしんどくなってしまうことってあると思うんです。
そんな時のカウンセラーさんですね。
今や学校にはスクールカウンセラーなる人がいますね。しかし、彼らは主に子どものお話を聞きますね。
友人の話を聞くとメンターさん((知識や経験の豊富な人々のことで、未熟な人々
(メンティ)のキャリア形成と心理・社会的側面に対して、一定期間継続し
て支援する。)なる人もいて、来校された際はお話を聞いてくれるそうです。そのメンターさんの来校頻度は1月に1度くらいで、それも1人で1学校を見ているので、かまってくれることも少ないと言っていました。
上記いずれにせよ、教員のカウンセリングという点では、あまり機能しているとは言えないようです。
というわけで、ぼくがやりたいのは、教員のためのカウンセリング環境を作ることです。
まあ、そうはいっても実はこれもあるんです笑
京都府の例ですね。
しかし、ちょっと待ってくれ、京都さん。
注目は、
「◇いつ相談できるの?」→「平日の9:00~17:00」
正直、カウンセリングする気あるんかって思ってしまいます。
その時間先生絶対学校やん、、、
これは、あまり機能していないパターンでしたが、夜までやっているところもなくはないようです!ここらへんももう少し調べる必要がありますね。
もう1点、できれば教育のことを知っている臨床心理士の方がやってくれるのがいいと思っています。プロフェッショナルな教員カウンセラーですね!
ありがたいことに、ぼくの大学では大学院までいけば臨床心理士の資格が取れるコースがありますので、臨床心理士資格×教員免許が実現します。
該当する人に話を伺っている最中です。
方法3:教員の転職を支援する
これは我ながら攻めてます。
方法1により、教員の負担を減らす、それでも、悩んでしまう人もちろんいるはずです、方法2でそんな先生のカウンセリングをしたいと書きました。
方法3はその次のステップとなります。
悩んでいる先生の話を聞くといっても、それはもうカウンセラーさんの力ではどうしようもないことだって出てくると思うんです。
その時、もしその先生が学校現場に疲弊し、絶望しているようなら、潔く辞められるお手伝いをしたいと思っています。
そして、次のお仕事で元気に働いてもらいたい!そう思っています。
教員になりたい人が減っていると言われている中でこの話はタブー感もありますが、あえて声を大にしてやっていきたいですね。
というのも、ぼくが1番苦しいのは、憧れていた職業に就いて、その激務から、身心を病み、倒れていく先生を見ることです。
過労死で夫を亡くされた方の本を読んだり、毎日のようにTwitterに流れてくる、身心を壊していく先生方の様子を知ったりして、涙が出るほど苦しいし、悔しいのです。
周りの友だちのことだって、いつ倒れるんじゃないかと、毎日ひやひやして見ています。
お願いだから、倒れる前にその仕事から逃げてって思います。
壊れるくらいなら、やめた方がいいというのがぼくの考えです。
それを実践していきたいのです。そして、毎度のことながら、似たようなことを既にやられている方もいらっしゃいます。
プラスアルファでしていきたいこともあります。
個人的な考えですが、やはり転職するにしても、年度途中よりは、年度終わりにする方がいいなと思っています。
周りの教員のためというよりも、子どものためですね。先生変わったら動揺すると思いますので。(それでも身体が1番です。動揺してもなんとかはなるはずです。)
転職に動き出すときには、年度末を視野に入れて、次年度から別な場所で働けるようにしつつ、その年度を通り切ってもらうためのサポートも全力でしていきます。就活だって大変でしょうしね、、、
それは上で挙げた方法1とリンクする仕組みにもなるはずです。
ちなみに、転職を考えるということはもう1つ別な効果が期待できると思っています。
それは、仮に転職しないとしても、転職できるという選択肢を持っておくだけで、精神的に少し楽になるということ。
これは教員ではないですが、こんな話を聞いたことがあります。
「仕事に疲れすぎて、精神を病みそうだったけど、転職サイトで会員登録しただけで気持ちが少し楽になった」
と、こんなお話です。
やっぱり最終手段を持っておくことは大切だと思うんです。今の日本は、離職や転職に少なからずネガティブな印象が持たれますが、それは悪いことではなく、いつでもやってやるくらいで自分の中に持っておくといい気がします。
(ニュージーランドで、ある程度の地位の人や、ベテランの人もすぐに転職していく様子を見て、あ、日本ってちょっと特殊なのかも、と思ってしまいました。)
ちなみに、が長くなりました。そろそろ締めますよ~
方法1,2,3のネットワークを作りたい!!
やっとで、繋げることができました。
最初に1→2→3で読んでと言ったのはそういうことです。
これまでもたくさん例を挙げてきたように、ぼくのアイデアの多くは、先にやられている方がいることかもしれません。
しかし、これらを組み合わせて「教員を助ける」仕組みを作っていくことができれば、さらにいいなあと思っています。
方法1で「教員の仕事を減らす」お手伝いをしながら、悩みを抱えていそうな先生には、「こんな話を聞いてもらえるところがあるよ」と方法2を紹介する。カウンセリングしている時に、学校現場に絶望している人がいれば、「転職支援できるよ」と方法3を紹介するといったことができてきます。
これがぼくの夢の姿です。
情報を集める、そしてまき散らす
この記事を書いていて、また書くために調べているうちに別のアイデアも浮かんできました。
それは、
「もうこんなに色んなことをしている人がいるんだったら、その人たちのことを知らない人たちに情報を届けてあげるでも意義があるんでないの!?」
というアイデアです。
今回の記事を読んでいて、「あ、こんなことやっている人がいるんだ!」と思ったポイント1つでもあったでしょうか。(あったら嬉しい)
そのように、同じ業界?にいるとはいえ、まだまだ多くの方には浸透していないサービスなどもあるようです。
それをひたすら集めて、発信するプラットフォームがあれば、それまた有益なものになるんではないかなと、この記事を書きながら考えていました。
今、ブログで細々とやっていることの拡大版ですね。
そういうポジションにつけないかということも踏まえながら、これからより一層考えて行けたらと思っています~
みなさんのご意見ご感想お待ちしていますね!前回の記事より、指摘するところ多そうでしょ。それらもぜひぜひ!
最長の文字数となってしまいました。
こんなに長い文章ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます。
前回までここに冬の画像貼っていたんですが、今まだ秋ですよね~