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身につけるはハウツーではなく思考法にあり【教育系書籍レビュー⑦】さる先生の「全部やろうはバカやろう」坂本良晶著

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こんにちは!

教育と心理学について日々考えているじんぺーです(^^)

今回は久しぶりに教育系の書籍を読んだので、レビューさせて頂こうと思います~

 ちなみに前回のレビューは工藤先生の『「学校の当たり前」をやめた』でした。

 

www.jinpe.biz

 

さあ、それでは、本日の1冊に入りたいと思います~!

 

今回は、こちらです!

 

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もう、Twitterでは話題になりまくっているので、知らない方も少ないのではないでしょうか!『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』です!

 

ちなみに発売されて間もないということで、でっきるだけ、内容のこと書かないで、みなさんに「読んでみたい!」と思わせることを目指すことにしますよ~

 

 

いってみましょう~!

 

著者のさる(@saruesteacher)先生のこと

もうぼくが紹介するまでもありませんね!Twitter教育界では知らない人はいないインフルエンサーです。

 

 

本書でも、テーマになっている、#教育の生産性 を高めようと発信をされています!

 

 

さる先生のnoteに、全バカ出版秘話がありますので、そちらもご覧ください!

 

note.mu

 

本が売れないご時世に初版2500冊が在庫切れ、7000冊の増刷も決定しているようです!すごいですね!

 

同じ京都にいながら、まだお会いしたことがなく、早くお話したいなあと思っています~

 

 

タイトルがキャッチーすぎる!全部やろうはバカやろう!

まずは、この本、タイトルがキャッチーすぎやしませんか?

 

 

今や聞きなれた「明日やろうはバカやろう」のパロディでありながら、略すと#全バカというのも、親しみやすくて、これはずるい!と思いました笑

 

どんどん#全バカで発信していきましょうね~

 

 

誰でもマネできる?!注目すべきは汎用性の高さ

さる先生ご本人も常々言われていますが、先生の実践の醍醐味は「誰でもマネできる」ところにあると思います!

 

先述したnoteの中でも、

 

読み手の方に生産性思考をインストールしていただき、それぞれがそれぞれの現場の状況に応じて仕事の合理化を進めていけるような本を書きたかったのです。

 

と書かれていて、学生の身分のぼくでも、「あ、これ誰でもできるのでは?!」と思ったくらいです。

 

 

大事なのは、ハウツーではなく、思考法です。考え方さえ変わったら、どこでも誰でも実践できるというわけです!

 

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☕どうぞ

 

生産性思考がインストールされた先生は見える世界が違いそう?

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さる先生がお仕事しているときに見えている世界ってどんな感じなんでしょう?

 

 

ぼくが本書を読んで感じたことは、「世界を切り取る指標がいっぱいだなあ」ということです。

 

 

例えば、するべき仕事を、「マイナス仕事」「ファッション仕事」「マスト仕事」「ベター仕事」に分けたり、指導の戦略・戦術を「北風・太陽戦略」、「強・弱戦術」に分けたりします。

(どうですか?どんな内容かめっちゃ気になりませんか??笑 詳しくは本書を開いてみて下さいね~)

 

 

生産性思考をインストールすると、見える世界が変わってくると思います。

 

同じテスト採点というお仕事でも、さる先生は実にいろいろなことを考えながらやってはるなあと感じました。(急に京都感)

 

 

みなさまも、この思考法をインストールして、体になじませ、新たな世界に旅立ちましょう~!

 

さる先生の頭の中はモザイク?!

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ディスってないですよ~笑

 

こんな激押ししているブログで書くことかわかりませんが、ある批判を見つけました。

 

それは、「さる先生の書いていることは、「エッセンシャル思考」や「イシューから始めよ」の受けうりだ。」とそんな内容だったと思います。

 

それを見て、「え、それでも別によいのでは?」と思いました。

 

本書には、それらの本以外にもたくさんの本や、先人の方々の考え方が記されています。

 

さる先生の考え方はそれらが1つになったものなんだなあと思いました。つまり、先生の頭の中はモザイクだということです。上の図みたいな感じですね、1つ1つのパーツに先人の思想が詰まっているようにぼくは思いました!

 

 

そのうえで、さる先生は、#教育の生産性 という部分で誰よりも尖がり、唯一無二の存在となっているのがかっこいいです!

 

 

少し、本旨とは逸れますが、ぼくが1番尊敬している大学のN先生はまさにモザイク先生です。N先生はいつも「巨人の肩の上に立つ*1」といいます。

 

 

何か、解決したい課題にぶつかると、ヴィゴツキーやバフチン、ヘーゲル、サルトル、フランクル etc. 実に多種多様な巨人を召喚します。そして、肩の上に立ち課題を解決しようとします。

 

 

N先生は自分で自分のことを「モザイク」と表現していました。

 

 

今回、さる先生の著書を読んで、さる先生もまさしく「モザイクだ!」と思いました。モザイクを課題の解決に最大限に活かしているのも、お二方に共通している部分だと思いました!

 

 

そして、N先生もさる先生もまた、ぼくのモザイクの中に加わっていくのでした。。

(あと1回読んで、しみ込ませたいなあ)

 

 

まとめ

最後の方少し、話が逸れたような感じになりましたが、ぼくが言えることことは、「とりあえず本書を手にとってみて!」ということです。

 

めちゃくちゃ読みやすくて、お忙しい方でも気軽に読んで頂けると思います!

 

おすすめです!

 

 

今回もここまで読んでくださりありがとうございます。

 

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最速レビューできたかなあ。

*1:西洋のメタファーであり、現代の解釈では、先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指す。