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【TFJ池田由紀さんとの対談】自分の決断に意味づけする力が人を幸せに

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みなさんこんにちは。

教育と心理学について日々考えておりますじんぺーです。

本日は、インタビュー記事を掲載します。

 

半年ほど前にTeacher Aideでクラウドファンディングを行っておりました。

皆様の支援のおかげで無事に目標金額を達成しました。

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ご支援頂いた皆様、拡散にご協力頂いた皆様本当にありがとうございました。

 

で、ですね、この記事ではそのクラファンのリターンの1つであるインタビュー記事を書いていこうと思うのです!

 

記念すべき第1回はTeach For Japanという認定NPO団体で活躍されている池田由紀さんのインタビュー記事です。ゆきさん!お待たせしてすみません!

(ここでいうお待たせしたレベルは想像以上です…それこそ半年前のお話です…)

 

 

池田由紀さんってどんな人?

由紀さんのことを簡単に紹介させて頂きます~!

 

上にも少し書いたように由紀さんは現在、認定NPO法人のTeach For Japan(TFJ)でお仕事をしておられます!

teachforjapan.org

 

TFJのことはぜひホームページや他で紹介されている記事もたくさんありますので、ぜひ覗いて見て欲しいのですが、由紀さんは、そのTFJの活動を飛び越えて?精力的に活動されている印象があります!飛び越えてというよりは、拡張させているって感じですかね!

 

その中の1つがご自身の結婚を機に始められた「手と手 47project -旅する結婚披露宴-」。こちらのインスタアカウントでプロジェクトの様子がよくわかります!)

超簡単にいうと、結婚によって頂いたお祝いを披露宴に充てるのではなく、日本47都道府県を巡って色々な人との出会いに充てるという大胆な企画です!

 

何を隠そう、ぼくと由紀さんの出逢いもここにありました!

 

 

由紀さん(そして、旦那さんのZabuさん)が京都に来られた時に、合同会社なんかしたいのだいきさんと共に簡単な会を企画したんです!

この会とっても楽しかったなあ。ほかの都道府県でも同じような経験をされているなんて素敵すぎますね✨

 

この節だけでめちゃくちゃ長く書けそうなので、早速インタビューの中身の話に移っていきます!

 

 

ちなみに、由紀さんとのお話の様子はTwitterライブに残っているので、全容は覗いてみてください!

(この記事ではあまり取り上げませんが、個人的に人間味溢れる由紀さんの大学時代の話も大好きです笑 ライブの20分くらいから)

 

生きているだけでOK!

由紀さんはTFJが運営するフェローシップ・プログラムを通じて小学校の先生になり、その後TFJの職員さんにもなるわけですが、ファーストキャリアはなんと商社!

 

お父様のグローバルな働き方に憧れていた部分もあるようですが、その仕事は想像通り?想像以上に?大変で、大変だったからこそ、本当にこれでいいのか?と自分に問う場面も多かったそうです。

 

そのタイミングで、それまであまり考えてこなかった

 

どんな人生、どんな生き方・働き方をのぞんでいるのだろう?
自分は何が好きでどんな時に幸せを感じるのだろう?

 

ということを考えることになったようです。

 

そこでぼくは不思議に思いました。大変すぎる仕事の人は立ち止まることができなくて、違和感を持ちながらもその仕事をずっと続けてしまったり、ひいては違和感を感じなくなってしまい、そのまま過労死してしまったりするパターンがあるのも知っていたからです。

 

この、人を立ち止まらせて決断させるのは何なのだろうと気になり、由紀さんに聞いてみました。すると、由紀さんは、

 

適当さかなー!

 

と爽やかに言い放ってくれました。その後の言葉がとても優しくて、心が暖かくなるものだったので、由紀さんの言葉を引用します。

 

別にいいっしょくらいの楽観の感じがとても大事だと思う。

生きてるだけでOK!じゃないけど、それくらい思えることが大事。

それってたぶん存在自体を認めてもらえたっていう経験が重要で、私はそれを両親がすごくやってくれたから、親には感謝してる。

 

由紀さんの親でもないし、なんなら親でもないけど、じーんとしちゃいました。最近よく考える「自己肯定感」の話ともぴったりあってきます。

 

そんな由紀さんはその後先生の道を志します。

 

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先生だからって完璧じゃなくてもいい

そんなどこかゆるく、なんでも受容してくれる由紀さんも学校の先生になりたてのときは、どこかで「先生らしくしなくちゃ」「失敗しちゃいけない」というのにとらわれていて、その時期は大変だったそうです。

 

周りの環境もあると思いますが、このマインドで働くと仕事量以上に疲れてしまいそうですよね。

(大変だったし、疲れるけど、それでも「明日が来る」というような日々だったそうです。)

 

それが間違いだと気づいた後は、子どもに何かを指摘された時「ごめん、先生でも間違えることあるんだよ」と言うようにしていたそうです。

 

先生は、これができない、これが苦手。

でもみんなも同じようにあるよね。

 

というようなお話も積極的にされていたみたいです。失敗してしまったことも自分が悪かったことも素直に謝る、共有することを大切に。

 

こんなクラスだと、みんな失敗に過度に恐れることはなくて、なんでも由紀さんに認めてもらえるような雰囲気だったのではないかと想像できます。由紀さんがご両親にしてもらっていたことをそのまま学級の子にしてあげてたんじゃないかなあ、なんて考えていました。

 

最後には、「一緒に学ぶ」というスタンスにもっとなれればいいなあとつぶやいておられました。

 

自分の決断に意味づけする力が人を幸せに

由紀さんのドラマチックな半生を追ってきました。

話しているうちに由紀さんとぼくの共通点を見つけて、嬉しくなりました。それは、

 

未来のことが語れない

 

ということ。

その時々で色々な決断はしているんだけど、それは「何年後にこれがしたいから」というような逆算的な思考ではなく、「その時に何を考え、何がしたいか」に拠るものだと、ということです。

 

同志に出逢えて嬉しくて「これからのビジョンとか聞かれると困りますよねー!」って言っちゃいましたもん笑

 

アーカイブ動画見て頂ければ分かりますが、中学受験のお話も大学受験のお話も会社も先生も、由紀さんのその時々は「こうだ!」と思って決めた数々の経験は、その時意識しなかった(というより意識できるわけがない)けど、後からみるときれいに繋がっています。まさに、ジョブズの「Connecting the dots」のお話です。

 

ここで、一番大切なのが、由紀さん曰く「意味づけ力」。

 

後から振り返った時に「あれにはこんな意味があったんだなあ」と思える力。言い換えると、選んだ道を正解にする力。そして、それを持っている人がこれからの時代幸せに生きていけるんじゃないかとお話して頂きました。

 

過去は変えることはできないけど、過去にあったことの意味づけはできるよね。これにはこういう意味があったんだと自分なりに解釈する。失敗もどんな経験も意味があったんだって思うようにしてる。

 

「意味づけ力」素敵な言葉を頂きました。ぼくもどこか流れるように生きているタイプなので、とても勇気づけられる言葉でもありました。

 

これを読んでいる人の中でも、由紀さんのお話にほっとするような気持ちになった人が多いのではないでしょうか!

 

由紀さんとの対話を振り返って

ここでもう一度謝りたいです。半年お待たせしてごめんなさい!

もちろんメモはたくさん取っていましたが、半年前の出来事、忘れているところも多く、対話のようすをTwitterライブで振り返りながら、この記事を書いていました。

 

話の途中、「神回」と漏らしてしまうほど、充実感のある対話だったなあと思います。

 

話の通り、全てを受け入れてもらえているようなそんな雰囲気が由紀さんからは伝わってきます。今も多くの先生や先生になりたい学生と日々交流しているのだと思いますが、そんな由紀さんに救われている人がたくさんいるのではないかと思えてならないのです。

 

ぼくも「このままでいいのかも」とアーカイブを見てすら思いました笑

 

半年経って、また新しい生活、決断をしているかもしれませんので、ぜひまたお話したいなあと思っております。

 

由紀さん、改めて、クラファンへの支援、また、インタビューにお応え頂きありがとうございました!

 

由紀さんの各種SNSアカウント

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ここまで読んでくださりありがとうございました!