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【教育系書籍レビュー⑧】教師の働き方を変える時短 江澤隆輔著

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みなさまこんにちは!

教育と心理学について日々考えているじんぺーです。

前回は、Teacher Aideの第1章と第2章について記事を書きました。

 

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そして、今回は、ひっさびさに本をレビューします。

 

教育系です!!そんなカテゴリも実はあるので、まだぼくの記事読んだことないという方は覗いてくれると嬉しいです!

 

 

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今日の本は、SNSを中心にだいぶ話題になっていた江澤先生の時短本です~

 

 

江澤先生にも、レビューするする詐欺をしていて、ここまで引っ張ってしまいました💦

(本当にお待たせしました)

 

 

それでは、いってみましょう~

 

 

 

 

溢れる時短本、アイデアは出し尽くされた…??

ネガティブな見出しで始まってすみません💦

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、これまでにも教師の時短術に関する本は多く出版されてきました。

 

 

たとえば、

 

成果を上げて5時に帰る教師の仕事術

成果を上げて5時に帰る教師の仕事術

 

 

岩瀬先生の著書や、

 

 

少し、趣向は違いますが、

 

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

さる先生の「全部やろうはバカやろう」

 

 

さる先生の「全バカ」にも時短(生産性をあげる)アイデアがたくさん詰まっていました。

(「全バカ」はレビューもしているのでよかったらそちらも…)

 

 

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そんな時にふと思うのが、

 

 

時短のアイデアってもう出し尽くされた…?

 

 

ということです。

 

 

自分自身もそういう本を読んだことがあるので(もちろんすべては拾えていません)、こうすれば時短できるよね~ということはなんとなく知った気でいました。

(現場にも出ていないのになんておこがましい笑)

 

 

しかし、今回、江澤先生の本を読んで、「こんなやり方があるのか!」と新発見がたくさんあり、上のような考えを持っていた自分がとても恥ずかしくなりました。

 

 

というわけで、これからそんな本の中身に少しだけ触れていきたいと思います~

 

 

本の構成「5つの原則」と「40のアイディア」

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簡単に本の構成を紹介します~

 

 

まず、「5つの原則」の方ですが、数の比からいったら、本書に占める割合も少ないように思えます。

 

 

しかし、実は、この原則の部分に3分の1ほどのページが割かれているのです。

 

 

江澤先生が、時短のアイデア以上に「時短の考え方」を大切にしているようすがわかります。

 

 

この記事の1番最初に本書の表紙を写真で撮りましたが、ここに書いてあるのが、「5つの原則」ではありません!(ぽいですが、ちがいます)

 

 

「5つの原則」は表紙を少しめくったところ(そでというらしい)に書いてあります。だから、手にとらないと分からないのです!ぜひ本屋さんに行ってみてください~!

 

 

そして、「40のアイディア」の方ですが、1アイディアにつき見開き1ページが割かれていて非常に読みやすくまとまっております。

 

 

そして、アイディアは、

 

・授業づくり

・学級経営

・仕事術

・職員室

 

の4つのカテゴリーで構成されている、といった感じです!

(読みたくなってきたでしょ??)

 

 

それではちょっとだけ、本当にちょっとだけ、ぼくなりの感想を書いていきたいと思います~!

 

 

時短の鍵は「急がば回れ」 

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 江澤先生の時短術をぼくなりに一言でまとめると、

 

 

それは、ずばり

 

急がば回れ

 

です。

 

 

一見、時間がかかるようなことでも、長い目で見れば、時短に繋がるということはたくさんあります。基本中の基本ですが、改めて考えさせられました。

 

 

江澤先生の本にはそんなアイディアがたくさん詰まっていたのではないかなあ、と思います。(もちろん、すぐに時短に繋がるアイディアもたくさんでしたよ~)

 

 

そんな急がば回れアイディアをいくつか紹介します~

 

 

忘れ物対応ボックス

ぼくが、1番に「あ、これいいな」と思ったのが、「忘れ物対応ボックス」です。

 

 

授業プリントやお便りを忘れて(なくして)しまった子ども対策です!

 

 

やることは単純で、人数よりも多く刷っておく、とこれくらいです。このひと手間で、

 

 

「先生、プリント忘れました~」

 

 

と言われて、授業を中断されるのを防げるのです。

 

 

また、この多めのプリントを「忘れ物対応ボックス」として、教室に置いておくことで、いつでも取れるようにしておくらしいです。

(忘れても大丈夫、と管理意識が緩んでくる可能性もあるため、申請書を書かせているとのことです。)

 

やることは少し(ほんとに少し)増えるけど、長い目で見たら、時短になっていると思います!

 

 

移動を兼ねた見回りルーティン

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学校で1番時間がかかってしまうのは、何かトラブルが発生した時だと思います。

 

江澤先生も、

 

いったんいじめなどの緊急的な事案が発生してしまうと、その解決のためにかける労力と時間は膨大なものになってきます。

保護者への説明、子どものケア、謝罪と指導、外部機関・カウンセラーとの連携・・・などなど、多くの教員が1つの事案に関わり、学校全体で多くのパワーを使うことになります。

― p.70 

 

と書かれています。

 

 

ここで、書かれている方法は、授業後に職員室に戻るときの動線を長くして、学校を見回るという方法です。江澤先生は、次の授業がないときはトイレを巡回してから、職員室に戻っているそうです。

(別なアイディアのところで、問題がよく発生しているところを把握しておくのが大事と書かれていて、トイレはその中でも、問題が発生しやすいところというわけです。)

 

 

先生もトイレに来ることがあるんだ、ということが子どもにも分かれば、緊張感が生まれ、問題を未然に防ぐことができるかもしれない、ということです!!

 

 

江澤先生は、「全職員で実践できれば、その効果は計り知れない」と書いています~

 

 

グッドアイディアですよね~

 

 

スキルも急がば回れで習得

たとえば、江澤先生はExcel術を紹介されていますが、これも最初は、「覚えるのがめんどくさい~」となってしまいがちなことだと思います。

 

 

しかし、その最初の少しの手間さえ、惜しまなければ、この先長い目で見れば、たくさんの時間が節約できます。

 

 

そんなスキルも簡単に習得しちゃおう!ということも書かれていますね!

 

 

他にも、職員会議や共有事項のペーパーレス化も導入するのは手間だし、慣れるのにも少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえば、そのスマートさに驚くはずです~

 

 

というように、常に「長い目で見た時」を考えておくのが大事かもしれませんね!

 

 

 

まとめ

本の紹介はこれくらいにしたいと思います~

 

 

まだまだほんの一部なので、ぜひ手にとってみてくださいね~

 

 

また、江澤先生は、

 

40のアイディアをすべて実行しようとせず、いい意味でアイディアを「つまみ食い」して頂き…

―p.138

 

と書いています。

 

 

今回紹介したのは、自分が、「あ、いいな」と思ったもので、みなさまも実際に読んでみて、自分にあった時短術を見つけてみてくださいね~!!

 

 

 

教師の働き方を変える時短

教師の働き方を変える時短

 

 

 

あ、江澤先生の新刊もそろそろ発売されるとのことです!!!

 

 

 

 

 

今回もここまで読んでくださりありがとうございます。

 

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江澤先生、ほんとお待たせしました。。